USDJPYは静かなトレーディングで高値拡大
USDJPYは貿易収支が予想の10.8億円に対して-14.5億円に悪化したため、アジアセッションの早い時間帯に押上げとなりました。日本は2012年から貿易黒字になっていません。赤字はエネルギー輸入増の原因となった原発災害によるものです。そうであるのにも関わらず、輸出は昨年の6月から最も下がっています。(取引量によるもの)4月1日に施行となった消費増税があり、外需がスローになった場合、アベノミクスに打撃を与え、日銀が夏にさらに緩和を行うことになりえます。全150のS&P企業の業績がリリースされます。そのため、今週は株式市場では大きな週となります。
アジアセッションでのUSDJPYの上昇で価格は1時間足チャート(上記参照)での102.68(高値は102.70)でのトップ側のトレンドラインに向けて上昇しました。しかし、利益確定がテクニカルなレベルで入り、価格はそのレベルから下げました。価格が上昇すれば、価格はこのトレンドラインの上に到達し、留まる必要があります。
日足チャートを見ると、USDJPYの価格は6日連続して上昇して終値を付けました。(価格が102.42レベルの上で終値を付けることができれば、7日目となります。)今日の上昇で価格は2014年の高値から2014年の安値への下落の38.2%の上に戻っています。そのレベルは102.538に来ています。スローであった金曜日に、価格はこのレベルを上抜けし、後退しました。今日(イースターの月曜日でまたスローな日です。)、価格はそのレベルの上に戻っています。その上での終値(そして、その上に留まること)は、テクニカルな観点では強気のバイアスを増すことになるでしょう。
英国、ドイツ、フランス、スイス等がイースターの月曜日で休場となっており、もちろん、静かな商いとなっています。しかし、米国市場は(米国株式、国債市場を含め)開いています。今週は水曜日にヨーロッパと米国でPMIデータの速報値の影響を受けます。ニュージーランド準備銀行は水曜日5:00PM(米国東部時間)に利上げすると予想されています。米国では多くの株式業績リリースが予定されています。Apple、 Facebook、Boeing、P&G、Qualcomm、Texas Instrumentsの業績が水曜日にリリースされます。木曜日にはGM、Microsoft、Starbucks、Amazon、Caterpillarの業績がリリースされます。
本サイト上の全ての情報は情報提供及び教育のみを目的として提供されており、トレーディングまたは助言を意図したものではありません。過去の結果は将来の結果を示すものではありません。加えて、外国為替市場での証拠金取引は高いレベルのリスクがあり、全ての個人に適したものではない場合があります。