ニューヨークセッションオープニング外国為替レポート
花火は終了。仕事に戻る。
USD: 今日の米国経済データリリースはありません。米ドルはユーロとスイスフランに対して上昇、英ポンドと日本円に対して変化なしですが、カナダドル、豪ドルそしてニュージーランドドルに対して下げており(対ニュージーランドドルで最安)、まちまちでした。
EUR: Sentix投資信頼感指数は先月の12.8から8.5に下がりました。予想は少しの上昇で13.3でした。その値は2013年12月以来最低レベルです。ECBのクーレ理事は、EUの金利は他のデータが上昇しても、低いままとなる(ユーロにとってはネガティブ)と述べていました。EURUSDは今日のトレーディングで全ての主要通貨に対して下げており(対スイスフランは変化なし)、1.3647レベルでの200日移動平均以下に戻っています。
GBP: モルガンスタンレイはイングランド銀行の利上げ予測を2015年第1四半期になるとしていました。イングランド銀行の2014年第1四半期のシステマチックリスク調査では、金融システムに対する高いインパクトの可能性が9%から64%となるとしており。57%は想定される地政学的なリスク、40%が国家のリスク、40%が資産価格、39%が低金利環境としていました。調査は、企業のリスク管理を統括担当する経営陣に対して行われます。雇用レポートは失業保険申請件数が-2.5万人、失業率が6.8%から6.7%に下がると予想されており、水曜日にリリースされます。カーニー総裁は年次マンションハウスディナーで木曜日に講演します。GBPUSDは1.6828でのトップ側のトレンドラインの下に留まっています。(日足チャートを参照。)これはさらに買いを誘うにはブレイクされる必要があります。
JPY: 日本のGDP(第1四半期の確定値)は1.4%の予想に対して1.6%で予想よりも良い結果でした。四月経常収支黒字は2,877億円の予想に対して1,874億ドルで予想よりも若干低い結果でした。安倍総理の経済政策案では、特定の内容にコミットすることなく、法人税改革について言及しており、3人以上子供のいる家庭への補助を増やし、1億人の人口維持の目標を設定し、極めて効果的に防衛能力を効率的に整備する目標を設定し、10年間に農業従事者の所得倍増目標を設定し、そして原発再稼働を行うことになります。
NZD: 6月12日の政策金利声明は市場の注目を集めています。予想は3.00%から3.25%への利上げです。これは3度目の利上げです。RBNZは今年末までにトータルで125ベーシスポイントの利上げになりえると述べていました。その声明では停止のシグナル、あるいは少なくとも中立のトーンのシグナルとなる噂があります。今日の価格は上昇しており、0.84859レベルでの100日移動平均から離れています。5月15日の高値から6月4日の安値への下げの50%は0.85477にあります。
AUD: オーストラリアの雇用レポートは6月12日(水曜日9:30PM米国東部時間)にリリースされ、今週のハイライトになります。雇用変化は1.0万に増加となることが予想されています。失業率は5.8%で変化なしのままとなることが予想されています。AUDUSDのテクニカルなバイアスは上方向です。(強気派が主導権を握るには0.9286(200時間移動平均の維持)の上に留まる必要があります。)AUDUSDのトップ側のトレンドラインは0.9369に来ています。その上のブレイクで、0.9408(5月の高値)を次のターゲットとします。
CAD:金曜日のカナダの雇用レポートは2.58万人の雇用増で予想通りでした。しかし、全ての雇用は5.49万人がパートタイムでした。正規雇用は実際、今月2.91万人減となりました。失業率は予想の6.9%から7.0%に上昇しました。今日の住宅着工件数は19.53万件から18.5万件数に下がることが予想されています。USDCADは今日下げており、1.0927での100時間移動平均以下にあります。その上での動きは上方向にバイアスを転換させるには必要です。
6月5日の経済カレンダー
• 8:15 AM 米国東部時間, カナダ住宅着工は先月の19.53万件から18.5万件に下がることが予想されている。
• 6:45 PM 米国東部時間, ニュージーランドの製造業売上額は、予想無し、前回6.3増
• 7:50 PM 米国東部時間. 日本第3次産業活動指数。予想-3.4% vs. +2.4%..
• 9:30 PM 米国東部時間. オーストラリア, NABビジネス信頼感指数. 予想無し, 前回6.
• 9:30 PM 米国東部時間. 中国CPI. 前年比. 予想2.4%. 前回 1.8%.
今日のチャート:
翌日にかけての主要経済イベントとリリース
• 中国貿易収支 黒字額先月184.5億元から359.2億元に増加、226億元の予想よりも好調
• 日本GDP第1四半期確定値、1.4%から1.6%に上昇
• 4月の日本の経常収支黒字は予想2,877億円に対して1,874億円に下げた。
• EU Sentix投資家信頼感指数は先月の12.8から89.5となる、予想は13.3であった。
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