EURUSDは木曜日のECBの決定前に買いの時間
EUから予想よりも弱いインフレデータが出た(0.7%の予想に対して0.5%)のにも関わらず、EURUSDは高値で終えました。(金曜日の終わりへ比較)市場は木曜日のECBの金利決定とECBドラギ総裁の記者会見(8:30AM米国東部時間)まで買いの時間となるようです。可能性に賭けたいと思う全てに投機することができますが、事実(ほとんどの主要機関投資家はEURUSDが下がる余地があると考えています。)の後でEURUSDの値動きに起こることを示唆している可能性があります。しかし、「市場」はその時点で判断することになります。ECBは十分に対処するのでしょうか。彼らには実弾が無くなってしまっているのでしょうか。インフレが回復していなければ、次のステップはどうなるのでしょうか。この通貨は下げることでEUに安堵感をもたらすのでしょうか、それとも底を維持し、底で買いが続くのでしょうか。
分かるのはトレーダーのリスクが高まってきているということです。
今日の値動きはそれほどサプライズにはなっていないと思いますが、なぜでしょうか。方向性が不確かでリスクを恐れているトレーダーは、リスクが確定され、限定することができるレベルやエリアに向けて値を動かく傾向があります。
日足チャートを見ると、EURUSDが弱いインフレデータで下方向の値動きとなる代わりに、価格は上昇しました。疎の上昇で価格は200日移動平均に達しました。(上記チャートの緑線)。この移動平均は5月27日にブレイクされ、この移動平均を下に抜けて終値を付けていました。これは2013年9月以来時初めての主要移動平均以下で終値でした(上記チャートの1を参照)。下げモーメンタムは維持できませんでしたが、このペアは直近の6日間、上下の値動きとなりました。
昨日、価格は下落する前に上昇していましたが、1.3641での200日移動平均付近で予想された売り手が出てきました。昨日の高値は1.36468に達しましたが、その上の上昇はわずか10分も続きませんでした。(以下のチャートを参照)
それで今後、このことは何を教えてくれるのでしょうか。売り手は火曜日に200日移動平均付近で現れており、今後、判断ができる時までこのレベルを根拠に売りが継続すると予想しています。価格が200日移動平均の上に拡大することができれば、買いが増えるかもしれませんが、限定的となるはずです。
同じことが下方向でも当てはまるはずです。昨日のレンジの中間点である1.3617レベル付近のサポートに要注意です。そのレベル以下の値動きで次のサポートレベルである1.3600で下方向にもみ合う可能性があります。
先週の安値は1.3585レベルで底打ちし、このペアはそのエリアで底固めをしていました。(下記チャートを参照)私としては価格がこのレンジを超えて上昇、あるいは下落拡大があるはずとは見ていません。判断の時期ですが、「市場」はどうするのか(上昇し、200日移動平均の上に拡大、あるいは1.3585の底以下に下落拡大を目指す)を判断することになりますので、要注意です。その線は引かれています。
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