トレーダーはタカ派的ではない中央銀行のポリシーを熟慮し、ニュージーランドドルは圧力にさらされている。英ポンドは落ち込み、米ドルと日本円は上方向
USD:米ドルは日本円を例外とし、全ての主要通貨に対して強くなっています。(今日、ニューヨークセッションのトレーダーが入って来てもそれほど変化しませんでした。住宅ローン申請件数は今週-1.2%の下げとなりました。今日はそれ以外の経済リリースがなく、Fedの声明等は予定されていません。)この通貨は好調な経済を背景にサポートされています。
GBP: CBIが報告した5月の売上は予想は35でしたが先月30日から下げていました。英ポンドはニュージーランドドル(今日のトレーディングでは最弱の通貨)を例外とし、すべての主要通貨に対して下げています。GBPUSDの価格は日足チャートでの1.6770でのトレンドライン以下にブレイクしました。これは今レジスタンスです。(下記日足チャートを参照)
EUR: M3マネーサプライは予想よりも低く、ドイツの失業率は2.4万人増となりました。(予想は-1.5万人)ドイツの輸入価格は予想の+0.3%に対して-0.3%で弱い結果となりました。データを集めると、引き続き、さらに刺激を与える方向に進みます。
JPY: 日本円は今日、最強の通貨でした。(米ドルと共に戦っています。)日本円は全ての主要通貨に対して上昇しており、対米ドルでほとんど変化していませんでした。今晩は主要経済リリースがありません。対英ポンドでは、英ポンドの弱さでGBPJPYの価格は170.63エリアでの100日移動平均に向かいました。安値は170.64でした。そのため、トレーダーはこのレベルを利用して、少なくとも一見して利益確定を行っています。
CHF:スイスの第1四半期のGDPは予想+0.6%に対して+0.5%となり、第4四半期は+0.2%となりました。前年比は前四半期の1.7%から2.0%に上昇しました。最終消費は世帯消費に変化が無く、今四半期で変化がありません。総固定資本は0.5%増加しました。スイスフラン高でしたが、国内の輸入需要が-1.6%下落し、輸出は2.2%増加しました。
AUD: ウェストパック先行指数は直近の数時間のトレーディングで見られた修正の上昇をくじくことになった4月に-0.5%下落(先月は0.0%)となりました。AUDUSDは今日、0.9270での200時間移動平均で売り手が出て来て、0.9241での100時間移動平均でサポートを下抜けしました。その下に留まれば、0.9200のテストが目前です。このペアの主要テクニカルレベルに要注意です。
NZD: 一定のポリシーの期間が続いた6月に金融引き締めの話題が盛り上がっています。ビジネス信頼感指数は先月の64.8から53.5に下げました。それは2014年2月、70.8の高さとなっていました。これでニュージーランドドルは今日、全ての主要通貨ペアに対して下げ方向となりました。(この通貨は今日最弱となりました。)対米ドルではこの通貨ペアは0.8474での100日移動平均での主要下落ターゲットに近づいています。ブレイクでさらに弱気となります。NZDJPYは86.79レベルでの100日移動平均以下に下落しました。それ以下に留まれば、弱気派は85.66を次のターゲットとして、弱気派が主導権を握ります。
CAD:今日、カナダでは経済リリースは一切ありません。AUDCADは今日1.0034での100日移動平均以下に動きました。それ以下に留まれば、弱気派が喜ぶことになります。
北米セッションの経済カレンダー
米国住宅ローン申請件数は今週-1.2%減少しました。
今日はその他のリリースはありません。
今日のチャート:
GBPUSDは今日、日足チャートでの1.6770のトレンドラインサポートを下抜けました。このレベル以下に留まり、終値を付ければ、トレーダーは次のターゲットとして1.6658での100日移動平均でのさらに下げることになるはずだと考えます。
オーバーナイト経済イベント
- スイスGDP +0.5% vs +0.6%予想
- ドイツ失業率変化は2.4万人増のサプライズ (予想n. -1.5万人)
- ドイツ輸入価格 -0.3% vs. 0.0% 予想
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