EURUSDと株式市場は方向を一転する
米ドルは昨日の予想よりも好調な耐久財需要データのリリースの後に当初、上昇した後に、反転し、売りとなりました。その売りは市場が開く前の取引でしっかりと上昇した米国株式市場の動きを追随してかもしれません。ナスダックは50ポイント上昇でした。しかし、その後、下落しました(ナスダックは-1.5)。同株式市場はApple, Facebook, Caterpillarの業績の支援を受けていました。Appleは高値に到達し(およそ+45で上昇後、+37程度でした。)、Facebookは0.60ドル下落でした。利益確定者の注文が入り、これが米ドルの足を引っ張る効果となったようです。
EURUSDを見ると、価格は下落において昨日の安値以下に落ちましたが、週足安値以下には到達することができませんでした。上昇リバウンドで価格を100及び200時間移動平均(1.3812-16でのチャートにおける青線と緑線)に向け、値を戻しました。今週の中間点は1.3820エリアにあり、これは少なくともこれまでのところ、価格が戻り上昇で減速したポイントです。狭いレンジの中間点への動きは、デイトレーダーが現在のトレーディング環境にどの程度対応していたかを教えています。トレーダーは単に、価格がこのレベルから上昇、あるいは下落しても決めかねているということです。
ところで今週、このペアの69ピップスのレンジは当初から最も狭いレンジを表しています。前回の狭いレンジは90ピップスでした。先週、92ピップスのレンジはその狭さに近づいていました。
ウクライナにおける緊張の高まりで、金が上昇
プーチンは記者会見を開くとのうわさが出ていますが、確認されているわけではありません。ロシア軍に対抗し、キエフで暴力の高まりを受け、「公式の」ロシア軍の介入に益々近づいています。
このことから金は上昇に戻っています。昨日の上昇で貴金属は12月末の安値から3月の高値への上昇の中間点の上に達しました。(1287.19、上記チャート参照)それは100日移動へ金の上にも戻っています。(1280.63での青線)しかし、価格は1300.77エリアでの200日移動平均(緑線)の下にあります。
1287エリアの上に留まれば、強気派が主導権を握ります。それ以下への値動きとなれば、100日移動平均(上記チャートでの青線)に向けた下落になりえます。
強気派が主導権を握っています。
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