昨日、欧州市場が終了し、株式市場はポジティブで良い日でした。欧州株式市場は、昨日0.68％上昇していた英国FTSEによって下支えられていました。米国市場は、2日続けて上昇しており、昨日0.72％上昇したナスダック指数により牽引されていました。

ナスダックは3月7日に4371のピークを付けて以来、打撃を受けていました。高値からの下げは、3月27日にまず100日移動平均（下記チャートの青線）をテストし、押し込まれました。50日移動平均（下記チャートの赤線）の上への戻りに失敗した修正の上昇の後、2回目の下落のモーメンタムで、価格は100日移動平均を抜けました。

この3日間の価格は100日移動平均の下で終値を付け、これらは2012年末以来最初の100日移動平均の下での終値でした。それはしばらく前にもありました。高値から安値までの下落は7.3％程度でした。もちろん、Facebook、Netflix、AmazonそしてTwitterなどの高値でのモーメンタムの強い株式が下げの動きを先導しました。こうした株式は15％の下落、そして20％以上となるものもありました。

トレーダーは、今後のヒントとして100日移動平均に注目すべきです。市場が大きな調整が避けられないと感じる場合、サポートであったものがレジスタンスに変わる場合があります。そのため、4155レベルとその上、4222レベルでの50日移動平均に要注意です。その下に留まる場合、2014年は200日移動平均が3929エリア（そして上昇）となり、さらに下落する可能性が高まるかもしれません。

追伸　ナスダックは4176.59（100日及び50日移動平均の間）で今年の終値を付けました。これも、バイアスを再度、上方向に変えるために突破する必要がある主要レベルです。テストでレジスタンスがあるはずです。米国株式市場の相対的な健全性については今後、2、3週間の業績発表が極めて重要となると思われます。

昨日の残りの時間帯は、午後2時のFOMC会合の議事録はファンダメンタルな観点で影響を及ぼすはずです。Fedはその日（3月19日）に100億ドルの縮小を実施しました。ナスダック指数はその日に4333から4307に下落しました。FOMC議事録後の高値は、その2日後に4344.39となりました。

上昇や下落の動き（100日移動平均の上下など）は米ドルにとってどのような意味があるのでしょうか。残念なことに、ナスダックのような指数と米ドル指数間の関係は全く予測できるものでも、一貫したものでもありませんでした。

例えば、2月から3月中旬まで、ドルインデックスは下落トレンドであり、ナスダック・コンポジットは2月初旬の高値に上昇しました。直近の押しでは、ナスダックは下落し、米ドルも下落しました。資金の流れがそれぞれの市場で変化し、同期したストーリーとはならず、関係性は常に明確ではありません。

——————————————————–

本サイト上の全ての情報は情報提供及び教育のみを目的として提供されており、トレーディングまたは助言を意図したものではありません。過去の結果は将来の結果を示すものではありません。加えて、外国為替市場での証拠金取引は高いレベルのリスクがあり、全ての個人に適したものではない場合があります。