EURUSDはFed議事録要旨の発表後に上昇
議事録前の状況:EURUSDは5分足、1時間および日足のチャート上で かなりしっかりしたレジスタンスに突入
EURUSDは直近の2日間のトレーディングでかなりしっかりしたレジスタンスで停滞していました。さらに5分足チャート、中期の1時間足チャート、そして日足チャートは抑えられたエリアでレジスタンスに跳ね返されていました。
5分足チャート
5分足チャートを見ると、一昨日の高値は1.38107でした。昨日の高値は少しそれよりも低めであり、1.3807レベルでのトレンドラインで天井を形成していました。言うまでもなく、1.38107の上での動きは短期トレーダーの買いの関心を誘うはずです。昨日の下げの側面では、100及び200バー移動平均以下への戻値と1.3792-95での上昇のトレンドラインは短期のバイアスを下方向に変えました。トレーダーは狭いトレーディングレンジのブレイクを期待していました。
1時間足チャート
1時間足チャート(以下参照)を見ている中期トレーダーは1.3814-13819エリアの上にレジスタンスを抱えていました。1.3814は3月13日、3月17日、そして3月18日の3月の高値に遡るトップ側のトレンドラインです。1.3818は3月13日の高値から4月3日の安値への下げの38.2%でした。1.3819は4月2日からの高値です。中期のスイングトレーダーは、リスクを確定し、限定(そしておそらく利益確定)するためにレジスタンスの価格の集まりを注目にすることになります。昨日の安値を見ると、3月24日と4月2日から高値を結ぶもう1つのトレンドラインの下側にサポートがありました。そのラインの維持で昨日の早い時間帯での買い手に低リスクのトレードのエントリーを提供していました。
日足チャート
日足チャートに重点的に利用している長期トレーダーは今年の高値からのトレンドラインレジスタンスを抱えています。これは1時間足トレンドラインとちがうものではなく、そのレベルの重要性を説明しています。そのラインはトップ側のチャンネルトレンドラインでもあります。先週、価格は100日移動平均(青の移動平均線)を下抜けしましたが、底のチャンネルトレンドラインの上に留まっていました。こうしたレベル以下にブレイクし、留まることができない場合、押し目買いの買い手にトレードする理由を与えていました。直近の3日間は上昇してきました。
言うまでもなく、1.3810-19は単に全ての種類のトレーダー(短期デイトレーダー、中期スイングトレーダー、そして長期ポジショントレーダー)にとって重要なエリアです。その上での値動きとなれば、上昇開始となるはずです。それ以下に留まれば(または昨日のブレイクでの失敗)、大きな調整が始まります。モーメンタムでの動きに要注意です。
ハト派的なFed議事録でEURUSDは1.38525でテストしていた3月の高値からの下落の61.8%で上昇となりました。その上では1.38755での3月25日からの高値と1.3933での2013年の高値の終値、そして1.3965での今年の高値が可能性としてのターゲットです。
以下の週足チャートを見ると、2012年2月と2013年1月からの高値を結ぶ上昇トレンドラインは1.3989に来ています。そのラインは年足の高値をテストしており、最初のテストで維持されていました。
トレーダーは、今日のブレイクレベル以上に留まることを期待しており、それが1.3810-19エリアで発生しました。この上に留まれば、強気派が主導権を握ります。このレベルの下に動けば、トレーダーはさらに上昇の可能性に幻滅する可能性が高まります。
中間/直近のサポートは、FOMC議事録以前の上昇の50%リトレースメントである1.3828エリアに来ています。(下記チャートを参照)それは直近の上昇以前の昨日の高値も反映しています。(以下チャートを参照)
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