USDJPYは100時間移動平均を下抜ける
日本円は直近の数日間にわたり高値もみ合っており、新高値に向けて急騰したものの拒否となりました。(納得できるでしょうか)上記1時間足チャートを見ると、減速していることが明らかです。モーメンタムが無くなってきています。値動きは2方向でした。
雇用レポート後は、価格はプレッシャーの高まりを見せ、直近の3時間の1時間足チャート上の100時間移動平均(103.66レベルでの上記チャートの青線)を下抜けました。それでも、水曜日のトレードからの安値は103.57レベルで下落が減速しようとしています。1時間足チャート上の100時間移動平均レベル以下では終値を付けませんでした。100時間移動平均の下での終値で売り手が主導権を握ることになり、ロンドンセッションの終了とニューヨークセッションの午後に向けて安値レベルを期待することになります。
今日のトップ側では、価格は雇用レポート後に昨日の高値を拡大しましたが、反転下落となりました。この失敗はトレーダーが週末が近づいてきたことから、防御的になったようです。
売りが入り103.57レベル以下にとなることができ、それ以下で留まれば、次の主要ターゲットは103.20となります。これは今日のトレーディングの残りの時間の動きとなるかもしれませんが、今日は金曜日です。株式市場はモーメンタムのある銘柄は売り手が出て来てまちまちとなりました。(ナスダックは下落)しかし、優良銘柄は好調でした。(ダウは上昇)株式がアグレッシブに下げ始めれば、それはさらに売り手が出てくる引き金となるかもしれません。
金曜日の遅い時間帯には株式市場には圧力がかかっておりましたが、USDJPYは103.20レベルでの次のサポートターゲットにあります。(3月27日の安値からの上昇の38.2%)
これが100時間移動平均のブレイク上のターゲットであり、このことは前述の通りです。
当初から、USDJPYは株式市場に影響を受けてきています。(日本円の相対的安全性への退避)そのため、特に株式が金曜日の終値に向けて売りが続く場合は、38.2%以下での値動きと103.03での200時間移動平均に向けた動きは排除できません。それでも、200時間移動平均のテストはせめて利益確定から買い手を誘うはずです。
リスクは週末にかけて高まっていることに注意してください。そのため、それは流動性とトレーディングの最後の数分の値動きに影響を与える可能性があります。
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