トレーダーはRBAの後に利益確定を行い、AUDUSDは 100時間移動平均を下抜ける
RBAは予想通り政策金利を据え置き、スティーブン総裁は、最近の通貨高は経済の不均衡是正を損ない、豪ドルは歴史的に高止まりしていると述べました。この口先介入により、AUDUSDは今日の高値から下げに至りました。先にリリースした製造業PMIが50.2から50.3に上昇し、この事は政策金利決定の前にAUDUSDが新高値への押し上げを支援しました。
テクニカルな観点では、価格は比較的狭いレンジで下落しましたが0.9247で100時間移動平均(上記チャートの青線)を下抜けしました。これはさらに調整下落を期待しているデイトレーダーにとってレジスタンスとして利用されています。モーメンタムを下落側に継続させるために下方向の次のターゲットは、木曜日と昨日からの安値が達した0.9213-17エリア以下への動きです。その下の0.9208レベルは2013年10月の高値から2014年1月の安値への下落の(日足チャートの)中間点です。このレベルは、トップが有効であり、さらに調整の可能性があれば、トレーダーにとって重要なテストになります。その以下では、価格は1時間足チャート上での3月20日からの上昇の38.2%である0.91846レベルに向かっていきます。
市場はスティーブンス総裁からさらに支援材料となる声明を期待してきました。通貨への言及は、価格を押し下げるには十分なものであり、100時間移動平均の下へのテクニカルなブレイクは、売り手が下落側をさらに求めるための少しの自信を与える上で役立ちます。しかし、常に限定的であり、今日のトレンドは支援材料となっていました。そのため、下げの動きの支援材料となる多くの理由がありますが、100時間移動平均はしばらくの間、リスク確定のレベルとして注目されます。
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