ドラギ総裁;ECBは必要があれば、追加政策用意
- さらにマイナスの短期実質金利
- 算出ギャップの段階的縮小をサポートする政策スタンス
- 潜在成長率を高めることは金融政策の仕事ではない
- 金融政策の有効性の根拠が明確になってきている
EURUSDの即刻の反応は下落でしたが、安値は先週の安値に達し、そこで(1.37486)止まりました。価格はすでにリバウンドで1.3779レベルに戻っていました。売り手が主導権を握るのであれば、1.37859-97エリアをレジスタンスとして要注意です。これは昨日の下げの38.2-50%でした。下落においては1.3759での一昨日の安値を再度、下に抜ければ、1.37486は下へのブレイクに必要となる明確なターゲットとなります。
最初の下落ではさらに売りを刺激することができませんでした。先週の安値以下に拡大することができなかったことで状況は明らかです。不信感を抱いている極めて短期指向の市場では、安値、または主要テクニカルレベル維持は、主要中央銀行からのファンダメンタルについてのコメントから乖離した動きを止める可能性があります。買い手や売り手に言えることですが、売り手がある主要レベルに達して抜けることができない場合、バイアスは瞬時に反対方向に変化する場合があり得ます。
ドラギ総裁:信用と安定の回復からユーロ高
ドラギ総裁のコメント:
- 外国為替はインフレに影響を及ぼす。
- 低インフレの大半は物価調整による。
- 米国経済は景気回復がさらに進んでいる。
- デフレの根拠は見当たらない。
- デフレリスクは限定的
- 外国為替は政策ターゲットではない。
- 外国為替はインフレと成長にとって非常に重要
ドラギ総裁の当初のコメントが出た時に、EURUSDは下げましたが、先週の安値を下回らなかった時に価格は100時間移動平均(青線)の上に戻り、値を上げました。EURUSDは昨日はポジティブとなっていました。
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