USDJPYは米国鉱工業生産と設備稼働率が予想以上に好調で買いが入った。
2月の米国鉱工業生産と設備稼働率が+0.2%の予想に対し+0.6%、78.6%の予想に対し78.8%と好調な結果でした。先月の鉱工業生産は-0.3%から-0.2%に上方修正しました。
USDJPYは好調なデータで改善し、日本円の相対的安全性への退避の結果としての先週の下落を逆戻しとなっているようです。
金曜日にUSDJPYは今月安値を取ることができませんでした。3月3日の安値は101.192となりました。金曜日の安値は101.199となりました。クリミアの投票があったのにもかかわらず、USDJPYは問題とせず、昨日のUSDJPYの安値はダブルボトム(昨日の安値は101.26)をブレイクすることができませんでした。さらに、その他のリスク確定商品はリバウンドしました。アジアの株式市場は下落していましたが、ニューヨークでは上昇が継続しています。金は先週の急騰の反転で下落しています。米国国債のイールドは、10年物国債が金曜日の2.62%から2.67%となり、戻っています。
1時間足チャートを見ると、USDJPYはブレイクされたチャンネルトレンドラインの上にもどっていました。トレンドラインは木曜日にブレイクし(上記チャートを参照)そして金曜日に下落しました。昨日、このラインの上に戻り、(堅い安値と共に)テクニカルな見通しの支援していました。
今後は、USDJPYの価格が101.49でのサポートトレンドラインの上に留まることができれば、強気の買い手が主導権を握るはずです。しかし、価格がこのサポートラインの下に戻れば、センチメントが下落側に切り替わるはずです。
上側では101.87での金曜日の高値と3月7日の高値から3月14日の安値への下落の38.2%は買い手のトレーダーにとっての次のターゲットとなります。38.2%リトレースメントは102.175です。100時間移動平均もこのレベルにたまたま来ています。
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