USDJPYは、安全への退避で下げ、100時間移動平均の下に留まる
日経平均指数は-2.59%の下落となりました。(392円下落)S&P先物とその他の指数も市場オープン前のトレーディングで下げています。ヨーロッパの指数もダックスは-1.44%の下げ、ユーロStoxx指数は-1.28%の下げとなっています。ニューヨークセッションのトレーダーが入って来て、ウクライナでの孤立と中国での成長に関する懸念(中国小売売上と鉱工業生産が明日、発表となります。)がUSDJPY(及びその他の円クロス)を下げています。日本のニュースでは、消費者信頼感指数が先月40.5から38.3に下がりました。グローバルな懸念となる情勢があり、(良いか悪いかは別にして)日本円は相対的な安全性への退避というメリットを受ける傾向があります。
テクニカルな観点では、価格はより弱気の展開にもなっています。上記1時間足チャートを見ると、アジアセッションでの価格は最初に38.2%のサポートまで下落し、そして上昇し、100時間移動平均(チャートの青線)をテストしていました。そのテクニカルなレベルが破ることができない時は、トレーダーはそのレベルを使い、売り、価格は下落し、38.2%のリトレースメントターゲット(102.775)を抜けました。
このペアの次の下落のターゲットは2月末に向けた天井のレジスタンス、そして3月6日の底のサポートであった102.60エリアです。200時間移動平均は102.50レベルに来ており、102.473はその他の主要ターゲット(50%リトレースメント)です。
今日のリスクは102.818-870エリア間にあります。これは今日のこのペアの日足トレーディングレンジの38.2-50%調整ゾーンです。(下記5分足チャートを参照)100バー移動平均(下記チャートの青線)もこれらのレベルの間にあります。売り手が今日主導権を握るのであれば、このエリアでの売り手に要注意です。
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