米国ルー財務長官はG20の議題をメンバー各国大臣に提示…好むと好まざるに関わらず
G20の会合が今週後半に予定されており、米国ルー財務長官は米国の議題と考えを他のメンバー各国大臣に書面を送りました。
特に彼が表明した内容は:
新興国
- 米国は新興国市場を密接に監視している。(言い換えれば、あまり期待していない)
ユーロ圏
- ユーロエリアの展望は問題を抱え、低インフレの影響を受けやすい
日本
- 日本の国内需要は不透明
中国
- 元の変動相場制を求める
ドイツ
- 黒字国は国内需要増が必要
そして、米国
- 米国の成長はしっかりしてきている
さらに加えて:
- 世界経済の拡大は不均等
- 成長を推進、雇用がG20の優先事項
少なくとも、ヘッドライン上は英国とカナダへは直接言及するものはありません。.
メッセージは妥当なものであり、この文書は温かく受け入れられたと思われます…
ECBのノボトニー・オーストリア中銀総裁はEURUSDに反応させようとしたものの、うまくは行かず
ECBノボトニー委員は今年、対ユーロでドル高となると述べています。
このコメントでEURUSDはそれほど動きませんでした。ドル「高」となるのであれば、それは「下がる」かもしれないということでもあると思います。
さらに以下のコメントしていました:
- インフレは自己修正するかもしれない
- Fedの緩和縮小への市場の反応は大げさであった
- インフレ期待は支えられている
- デフレシナリオはない
EURUSDはロンドンセッションのトレーダーが退出し、レンジの上の端に留まっています。価格は上昇の38.2-50%の上に留まっています。
EURUSDは高値拡大となっている。
EURUSDは弱いエンパイア製造業インデックスとTICデータからのヒントを得て、ニューヨークセッションのトレーディングで上昇しました。昨日の低いレンジ(ロンドンの午前のセッションでは39ピップスでした)は、直近の22日間のトレーディングの平均レンジに拡大しました。そのレンジは78ピップスでした。EURUSDは78ピップスの平均は今年の最低であり、モーメンタムを失ってきています。
上昇は1.3758でのトレンドラインレジスタンスの上に達しました。このラインは最も完璧なトレンドラインではありませんが、先週のトレーディングで抑えられており、一昨日のトレーディングのエリアに入りました。トレーダーは上昇に対する自信を持てる修正でこのライン維持を望んでいるかもしれません。
以下の日足を見ると、直近の5カ月の価格の動きはもみ合いとなり、方向性がありません。11月の下げと12月下旬の上昇を割り引いて考えると、価格は上の1.3831と下の1.3461の間で上下に動いていました。それはそれほどではありません。今年のレンジは300ピップス程度です。(1.3757での1月2日の高値は昨日崩れました。)それもOKですが、それほどではありません。さらに、今年のトレーディングの6-7週間に、6回の上下のミニの動きがありました。100日移動平均(下記チャートの青線)の上となれば、強気です。価格は年間高値の上です。(強気)価格は100及び200時間移動平均の上にありますが(強気)、市場はさらに求めています。
あるとすれば、トレーダーとアナリストが部屋にいてファンダメンタルのバイアスについて尋ねると、それは今後EURUSDが下がるとなるでしょう。しかし、価格は違った話となっています。あるいは、少なくとも、昨日と直近の1週間のストーリーは違う話を伝えています。