FXDD日本語サポートブログ
help desk software
Comment : 0

ADP雇用レポートを始めとし、今週は雇用データが出てくるが、信頼できるのだろうか。

ADP vs. 労働省の民間セクター雇用数

●ADP-民間雇用   ○ADP   ○民間雇用(労働省)

 2014-02-05 11-53-26

ADPの雇用レートは今晩リリース予定であり、1月については18.5万人増の予想です。

ADPは労働省がリリースする民間雇用数の変化を真似たものと思われており、そのレポートは他の雇用リリースデータと共に金曜日にリリース予定です。個人雇用数の予想は18.8万人増であり、両方が同様な数字です。

ADPと労働省のデータは時々、お互いに似通ったものとなる場合があります。(上記チャートを参照)完璧ではありませんが、OKと言えるデータです。しかし、曲線を描く時はマッチしていないことが時々あります。先月は「AがBと同等ではなかった」(ほぼ近い)月と言えました。

上記のチャートはADPと労働省の雇用リリース間の差を示しています。月により相違があり、それぞれ近距離にあります。先月、ADPは23.8万人の雇用増でリリースされました。労働省のレポートがその2日後にリリースされた時に、民間セクターの雇用についはさらに低い8.7万人の増加となっていました。15.1万人の差は2009年5月以来最大の差となりました。

分かっていることは、労働省は弱いデータのレポートは天候の悪化を原因としていたことです。労働省によれば、建設業の雇用がその月に1.6万人の雇用減となりました。製造業の雇用は12月に9千人増加しました。天候が特に厳しい場合はこうしたことが予想されるかもしれません。

首をかしげることは、ADPの担当者がこのリリースの後に「雇用増は業界に幅広く行きわたっており、特に顕著なのが建設業と製造業です。」とコメントしていたことです。特に、彼らは建設業の雇用が4.8万人、製造業が1.9万人の増加となったと想定していました。もう1つの大きなミスは、専門及びビジネスサービスに出ていました。言うまでもなく、2つのレポートには大きな相違点があったということです。(以下のチャートを参照)

ADPは下方修正となるのでしょうか。労働省の民間雇用が上昇修正となるのでしょうか。不完全な季節的な要因の結果として、時々起る異常なのでしょうか。さらに、天候が12月に問題となっていたのであれば、国全体に季節性の要因がある場合、同様に1月も同じ言い訳となるのでしょうか。

両者が同じものとなるような大きな修正がなければ)この非連続性は分からないかもしれません。しかし、先月の大きなミスから抱いていた不信感や想定される今月の天候の影響で、今晩ADPが予想以上に良いリリースがでると、トレーダーはフラットな状態を維持することになるかもしれません。トレーダーは、雇用の手堅さに関する判断を行う前の金曜日の実際の数字を見たいと思うのも、もっともなことです。

結局、「人をだますのは恥ずべきことだが、二度だまされるのも恥ずかしい。」ということです。

 ADP vs 労働省(主要セクター)

●ADP – 労働省  ○ADP   ○労働省

 2014-02-05 11-54-20

 

 

About the Author

Leave a Reply

*