AUDUSDのトレーダーはオーストラリア準備銀行の決定待ち
オーストラリア準備銀行が12:30(日本時間)に政策金利の決定を発表する予定でした。
前回の会合ではオーストラリア準備銀行は金利をそのままとしました。以下が声明文のポイント内容です;
グローバル経済については:
- 最近の情報は、来年に向けて上向くという妥当な見通しがあるものの、今年平均以下となっているグローバルな成長に一致している。
- 商品価格はピークから下落した。
- ほとんどの国ではインフレが十分に抑え込まれている。
- グローバルな金融の状況は非常に緩和的なまま。
- 政策金利は非常に低いままであり、信用力の高い借り手に多くの資金を提供できる状況。
オーストラリア経済:
- 経済成長はこの1年間のトレンドを若干下回っている。
- 失業率は急に高まってきた。
- 経済は鉱業投資の減少に対応することになるため、投資成長の減速と高い失業率は目先続く可能性が高い。
- 鉱業セクター以外の民間の需要は加速的に増えてきている。
- 今後の見通しにはかなりの不確実性がある。
- 家計と企業のセンチメントは近年改善してきた。
- 公共支出は弱いものとなる予想。
- インフレは中期的なターゲットに一致している。
過去の金融緩和について:
- 金融緩和の全ての効果が出来てきており、しばらくは波及していく。
- 融資のペースは、家計への融資が増大する兆候があるものの、今日まで比較的抑えられたままとなっている。
- 低リスク資産からのリターンが目減りしていることに対応し、貯蓄者の行動に変化が継続して見られる。
- 家計及び株式市場は直近の数カ月にわたり強固なものになってきており、投資を支えるトレンドとなっている。
豪ドルについて:
- 今年の始めに、レベル以下であったが、豪ドルは未だに高く、満足できない。
- 豪ドル安は経済のバランスの取れた成長達成に必要。
テクニカルな観点では、AUDUSDは、上下動を超えることも数回ありましたが、1月16日にさかのぼる上下動のトレーディングレンジで取引されています。この上下動のトレーディングの主だった価格帯は、0.8830と0.8694の間に来ています。100及び200時間移動平均は0.8765レベルで収束しています-これらの2つのレベルの間。このそれぞれは金利決定とその後の声明が発表される頃までバイアスのヒントとして利用されます。
0.8765でお移動平均の下に戻り、その安値を抜けることがターゲットになっています。上側では0.8822レベルでの高値以上の動きと0.8832と0.88722での今日からの高値がターゲットになります。
もう1つの資源通貨であるカナダドルについては、カナダの経済成長がスローペースならば、予算規模を抑えることができると、IMFが述べる。USDCADは圧力にさらされたままとなっている。
カナダ経済についてのレポートにおいて、IMFが以下の内容を加えました:
- カナダ中央銀行は厳しいストレスを処理することができる。
- 高い負債と住宅が銀行にとっての懸念となっている。
- カナダの銀行は、Fedの緩和縮小でイールドが高まれば、利下げすることができる。
USDCADは金曜日の急落後から引き続き下落トレンドとなっています。金曜日の価格は100時間移動平均、様々な上向きのトレンドライン、200時間移動平均(以下のチャートを参照)以下となりました。次のターゲットは1月27日からの安値の1.1030エリアです。
5分足チャートを見ると、近いレジスタンスは1.1057のトレンドラインレジスタンスに来ています。1.1072(及び下げの動き)での100バー移動平均の上が注目されます。それ以下に留まれば、弱気派が主導権を握ります。
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