ナスダックは4000で107ポイントの下げとなり、3971レベルでの100日移動平均に向けて動いていました。ナスダックは2012年12月31日以来、100日移動平均以下で取引されていませんでした。

日本円ペアでは、株式市場の下落を背景に比較的安全な日本円への退避を行う売り手が出てきていました。しかし、USDJPYとEURJPYはサポートレベルをテストしており、（少なくともしばらくは）サポートの買い手を見つけているようです。

USDJPYは今の所、101.00レベルでの10月からの上昇の50%の上に留まることができました。100日移動平均はそのレベルの上に留まることができました。100日移動平均はそのレベル近くにもあります。安値はこれまでの所、101.04に達しました。

EURJPYについては、価格は100日移動平均（以下のチャートの青線）以下にあり、136.79での11月の安値からの上昇の61.8%以下に動きました。また、136.60レベルでのブレイクされたトレンドラインの下側をヒットしていました。これはこのペアのサポートの直近のラインですが、これまでのところ、価格はそのラインを維持し、圧力を受けた状態です。価格がここからリバウンドすることになれば、ブレイクされたレベルに戻る必要があります。EURJPYがその上に戻り、その上に留まるには、136.736が第1段階であり、137.30エリアでの100日移動平均が次となります。

USDJPYは50%のリトレースメント/100日移動平均でのサポートをテスト。おそらく、株式市場のリバウンドを期待か？

USDJPYは2013年10月の安値から1月の高値までの上昇の50%をテストしています。そのレベルは101.00レベルに来ています。100日移動平均（買い側）はそのエリアにも来ています。

これはこのペアの主要サポートエリアであり、トレーダーはそのレベルに恐れながら入ってきています。しかし、101.00レベルでのブレイクにストップがあるはずです。

サポート維持となれば、トレーダーは101.459-101.588の上への戻りが出てくる必要があります。これは今日、直近の下げの足の38.2%-50%です。

下げの動きは株式市場の下げと弱い米国の経済データによるものでした。ダウは210ポイント下げました。ナスダックは73ポイントです。10年物国債のイールドは2.61%をピークにおよそ40ベーシスポイントの下げとなっています。昨日ニューヨークセッションの後半に底が見つかれば、USDJPYはリバウンドするチャンスがあります。株式市場が今日のトレンドを継続すれば、101.00でのサポートは圧力にさらされるはずです。

——————————————————–

本サイト上の全ての情報は情報提供及び教育のみを目的として提供されており、トレーディングまたは助言を意図したものではありません。過去の結果は将来の結果を示すものではありません。加えて、外国為替市場での証拠金取引は高いレベルのリスクがあり、全ての個人に適したものではない場合があります。