買い手がUSDJPYの主導権を握ったまま
USDJPYは昨日は、静かな日でした。安値から高値へのトレーディングレンジはわずか54ピップスです。22日間のトレーディングの平均レンジは75ピップスです。そのため、ボラティリティは下がっています。しかし5分足チャートをよく見ると、押上げの意欲が継続していることが分かります。
- 昨日の早い時間帯での押しで5分足チャートでの100バー移動平均でサポートを見つけました。
- ロンドン午前のセッションでの調整でこの移動平均と200バー移動平均、さらにはトレンドラインサポートの下に下落しましたが、104.19レベルでの一昨日の終値の上を維持しました。
- 価格は2回の連続した調整において100及び200バー移動平均をテストし、維持し、押上げとなりました。
終値に向けての最後の時間で新高値となり、価格は新高値から離れていきませんでしたが、トレーダーは少なくとも100及び200バー移動平均(青線と緑線)がブレイクされるまで、トレンドに留まる可能性が高くなります。
トップ側では、105.57は2007年高値からの下落の1.8%であることをお忘れなく。その高値はこの大きな高値修正でこれまでの所105.435に来ています。このペアの価格が上昇するのであれば、このレベルは主要ターゲット及びレベルです。
一方、EURJPYは38.2%リトレースメントターゲットに向けての修正です。
一昨日、EURUSDの上昇トレンドは特にニューヨークセッションにおいて、衰えることはありませんでした。価格は安値で始まり、その日の高値で終値をつけました。上昇の動きは1月2日にさかぼる高値(そのレベルは142.70であり、高値は142.616に達しました。)を結ぶ1時間足チャートからのトップ側のトレンドラインに近づきました。昨日は、一昨日と対照的に、価格は高値でスタートし、下落しました。下げの調整では141.804での月曜日の安値からの上昇の38.2%でサポートの買い手が出てきました。その安値は141.78に来ていました。これまでの所、上昇からの通常の修正の様に見えます。
昨日、価格は100時間移動平均(上記チャートでの青線の141.96)の上に戻ってきました
200時間移動平均(上記チャートの緑線)は142.16に来ており、価格は昨日の売りのトレーディングでの弱気の混乱を振り切るにはこのレベルの上に拡大する必要があります。それに失敗すれば、当初のサポートは過去の話となり、一昨日の利益は次のターゲットである141.553でさらに失われる可能性があります。
しばらくは、38.2%の維持が良い修正です。買い手は主導権を取り戻そうとしています。
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