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好調なADP雇用レポートでEURUSDは下落したものの、長くは続かず

予想よりも良かったADP雇用レポートでEURUSDの新安値への動きとなりましたが、その動きは長くは続きませんでした。

ADP雇用レポートは、労働省の民間セクターの労働者を表すと思われています。昨日は今月予想の23.8万人を大きく上回って増加しました。これは民間セクターの数字が20万~26万人(30万人の誤差の範囲)を暗示しています。個人セクターの労働者が19.7万人との予想があったため、雇用の数字は予想以上に好調であるようです。

その強気のニュースがあったのにも関わらず、EURUSDは安値から上昇リバウンドとなり、米ドルは下落しました。おそらく、市場はドラギ総裁が発言することになっている内容を懸念しています。おそらく、市場はイベントが行われる前に手仕舞いのムードになっています。何よりも明らかなのは、こうした好調なデータがあるのにもかかわらず、米ドルから見ると、期待通りの改善ではなかったということです。

 

1時間足チャートを見ると、価格は、新安値に下落し、新安値はデータがリリースされた12月5日に戻っています。しかし、新安値でモーメンタムがゼロであり、ショート派は時間が経つにつれ、ショートカバーせざるを得ませんでした。

上昇は11月の安値から12月の高値への上昇のブレイクされた50%の上に価格が戻りました。(以下のチャート参照)価格が下落するのであれば、このレベル以下に下落する必要があります。そうならないなら、強気派が主導権を握ります。方向性のヒントはこのレベルに注目です。その上に留まれば、1.3634での昨日高値に続く上昇ターゲットである1.3624の終値での高値レベルに要注意です。

 

GBPUSDはフィボナチレジスタンスを超えて上昇し、急騰

 

GBPUSDも予想以上に好調だったADP雇用レポートではじめは下落した後に上昇しています。価格はその時から高値を取り、1月の高値から1月6日に達した安値への下落の38.2%の上にも拡大しました。この上昇で移動平均レジスタンス(上記1時間足チャートの100及び200時間移動平均)の上にも動きました。

このペアの次のターゲットは1.64687レベルに来ています。これは1月の高値から1月の安値への下落の中間点です。その上では1.64998は61.8%リトレースメントレベルです。

明日はイングランド銀行の会合が予定されており、再度、政策金利は変更しないことになる可能性が高いです。失業率のターゲットを現在の7%から6.5%に下げようとしています。現在の失業率は7.4%です。イングランド銀行はその失業率を2016年まで達成しないと予想していました。GDPの成長は、第3四半期比で0.8%と同等か超えると予測しているエコノミストもおり、再度第4四半期に強くなると予想されています。

通貨ペアではタンゴを踊るには2つの通貨が必要です。米国の景気は雇用増で改善しており、Fedは国債買い入れ縮小を開始していますが、英国の成長はしっかりしており、インフレもさらに懸念になっています。

昨日は、1.6437レベルはサポートとなるはずです。買い手は押し目買いにこのレベルを利用することが期待されます。

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