EURUSDは50%リトレースメントレベルに戻る
予想よりも好調な米国のデータとFED委員からのタカ派的なコメント(データの大きな否定的なサプライズがなければ、縮小となる)ということにも関わらず、EURUSDは昨日のトレーディングで順調に上昇し、1.37169での直近のFEDの縮小決定からの下げの50%に近づいた。(上記チャートを参照)その動きで、価格は100時間移動平均と12月13日(1.3708エリア-上記チャート参照)からの金曜日/安値からの高値の上に動き、留まることができました。価格は再度1.3708レベル以下に戻り、おそらく、50%以下の維持と1.3708レベル以上に留まることができなかったことが、売り手が主導権を握ることになったヒントです。売り手が買い手から主導権を取り戻すには、100時間移動平均の下に戻ることが、売り手が確信を深めるために必要となります。価格が1.3697レベルで100時間移動平均の下に戻るかどうか、動きに警戒してください。
そのため、上昇するための触媒は何でしょうか。米ドルを見ていたら、頭をかいてしまうでしょう。Fedの金融緩和縮小その他がやってきます。好調なGDP。好調な支出や歳入、そして消費者信頼感指数などです。 全てはドル高に向かうはずです。おそらく、米国に良いことはEUにとっても良い事であるとい考えが引き続き、ドル安の理由となっています。おそらく、10年物国債のイールドが3%レベルを超えなかったという事実があります。それで、EUがそのために苦痛を感じる構造改革という強い薬を服用し、豊かになっていくということかもしれません。しかし、(失業率は未だに12%を超えていますが)EUの成長は輸出の成長で加速されることになります。輸出の需要が触媒となるのであれば、EURUSDはこの2年間の高値に近付き、2011年の高値から2012年の安値への下落の61.8%(1.3832-以下の週足チャートを参照)の2つの高値に近付いたままとなります。
ご存じのとおり、ファンダメンタルのストーリーは、流動性の状況が薄い場合は特に、トレーディングおいて問題を引き起こす可能性があります。テクニカルな点はその動きを加速することにもなりえます。
金曜日の安値で、このペアは1.36132(上記日足チャートを参照)での日足チャート上の次の主要レベルに達し、超えることができませんでした。それで高値修正となり、金曜日のGDPでEURUSDが下げることができなかった時に、狭いレジスタンスの方向が出てきました。それが昨日も続いていました。
そのため、レジスタンスと1.3697のサポートの下の100時間移動平均の上の1.3708-169に警戒してください。強気派はおそらく、主導権を握ることになりますが、どのようなストーリーとなるかは重要ではありません。売り手はさらに主導権を握ることになることを証明する必要があります。それは1.3697の下に達するということです。
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