EURUSDは下落のモーメンタムを維持できず、ショートカバーとなった。
ブリュッセルのEU議会へのドラギ総裁の主要ヘッドライン:
- 失業率は高止まりのまま
- スローペースでの回復生産高
- 回復は輸出需要増からのもたらされる
- 回復は弱い
- 落ち込みのリスクがある
- 世界経済・市場の不確実性が落ち込みのリスク
- 長期の低インフレとなる可能性
- 低インフレは回復が控えめであることを反映している。
- 極めてまれな不確かな環境
- 長期間にわたる現在、または低いレベルの金利が見られる。
- 上向きまたは落ち込みへの防御に対して常に十分ではない金利変更
- 政策の効果が見えるまでに時間がかかる。
- 政策は直接景気に影響を及ぼしている。
- 全て利用できるツールを検討する用意ができており、必要であれば、行動する用意がある。
- 金融と信用において非常に抑えられたトレンド
- 低インフレの期間の落ち込みリスクを認識
彼が準備したテキストを通しEURUSDは1.3760レベルでの100時間移動平均の上に留まることができました。これは昨日のこのペアに対する主要ボーダーラインのままとなっています。ロンドンセッションの朝、価格はこの移動平均の上に留まりました。
ドラギ総裁が証言し、EURUSDに注目が集まりました。価格は100時間移動平均の下に下落しています。
彼が用意したテキストを通し、EURUSDはこれまでのところ、上側拡大することができませんでした。彼は通貨の値に言及しておらず、慎重に景気とインフレについて語りました。上昇できなかったことで昨日のここでのトレーディングで見られた強気派のバイアスを高めることができませんでした。価格は1.37604レベルでの100時間移動平均の下に戻り、これもバイアスを少し下落側に傾けました。以下の次のターゲットは1.3736での金曜日の終値となります。そのレベル以下の動きはこのペアに対してより弱気に傾くと思われます。
レジスタンスとしての1.37677-748に要注意です。高値拡大に失敗すれば、売りが強まると考えます。
EURUSDは下落のモーメンタムを維持した後に、高値にリバウンドとなりました。それはドラギ総裁が言及した事ではなかったかは不確かですが、テクニカルな観点では弱気の動きとなるはずだったモーメンタムを見つけることができなかったということです。弱気派の動きは価格を100時間移動平均(以下のチャートの青線)以下にEURUSDの価格を下げました。チャートを見ると、トレーダーはアジアセッションとロンドンセッションでレジスタンス、そしてサポートしてこのレベルを利用していました。しかし、ドラギ総裁の声明の間のこのレベル以下の価格の動きは維持されず、ショートカバーとなりました。買い手は主導権を取り戻しました。
簡単に言えば、価格が100時間移動平均の下に留まることができなかった場合、下げることができません。それが死守すべきラインであり、リスクであるということです。
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