オーストラリア準備銀行の決定待ち。前回の声明以降、何が起こったか。
2013年10月1日、オーストラリア準備銀行は金利を据え置きました。今日12:30に別の決定が発表されます。予想は政策に変更はないというものです。
直近の決定の日に、AUDUSDはこのリリースの前は0.9336で取引されていました。このペアの現在の為替レートは0.9506、言い換えると1.788%高くなっています。
発表時にAUDUSDは0.9434でその日の高値まで上昇しました。(98ピップス上昇)価格は0.9396で落ち着きました。
その月に、価格は0.97567でピークを付けました。それはCPIの発表の日に起こりました。(前期比+1.2% vs. 予想+0.8%)それは以前の発表がリリースされた時よりも4.5%高いものでした。しかし、その増加分のほとんど消えました。
基本的に以下の主要リリースが発表されました:
- 貿易収支: -8.15億ドル (予想 -4.00億ドル) vs. 修正 -13.75億ドル (前回 -7.65億ドル).
- NAB企業景況感指数: -4 vs 前回-7
- NAB企業信頼感指数: 12 vs. 4
- Westpac消費者信頼感指数 -2.1% vs 前回4.7%。10月の指数は108.3 vs. 110.6. 今年の高値は9月の110.63でした。今年と底は97.59でした。
- 雇用増: 9,100 (予想 1.5万人) vs. 前月-1.02万人
- 失業率 5.6% (予想 5.8%) vs. 前月5.8%
- 正規雇用数の変化: 5,000 vs 前月-2,400
- パートタイム雇用の変化: 4,100 vs. 先月-7,800
- CPI (前期比): +1.2% (予想 +0.8%) vs. 前期0.4% (高値0.97756), 前年比 2.2% vs. 前期2.4%
- 建設承認件数 前月比 14.4% vs 予想2.8%、前回-1.6% (-.4.7%)、前年比18.6% vs. 先月11.1%
- AIG製造業指数は51.7から53.2に上昇。 これは2010年7月以来最高のレベル
- 小売販売: +0.8% vs. 先月+0.5%
先月の会合での声明は以下のとおり
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オーストラリア準備銀行の声明 (2013年10月1日)
政策理事会は本日の会合において、政策金利であるオフィシャル・キャッシュ・レートを2.5%に据え置くことを決定した。
最近の情報は、世界成長が今年、平均を若干下回る水準で推移し、来年に上向きとなる見通しと一致する。商品価格はピーク時から下落したが、歴史的にみると概して高い水準にある。インフレは多くの国で引き続き十分に抑制されている。
全般的に金融の状況は依然として非常に緩和的だ。米金融政策の見通しが再考されたことにより金融市場のボラティリティが増したものの、長期金利は非常に低い水準にとどまっており、信用力の高い借り手は依然資金市場を十分に利用できる。
オーストラリアでは、過去1年の成長がトレンドをやや下回っている。これは、低水準の鉱業部門投資と一致して目先も続くと予想される。失業率はじりじりと上昇した。(注:失業率は、今月に5.8%から5.6%に落ちた。)どの程度続くかはまだ判断できないが、家計と企業の心理に改善が見られる。(注:Westpac消費者信頼感指数は108.32に落ちたが、110.63で今年の高値付近に留まっている。NAB企業信頼感指数は4.1から12.3に上昇し、これは2010年4月以来の最高値です。)インフレ率は中期目標に沿って推移している。(注:前年比CPIは2.2%)最近の為替相場の下落の影響にもかかわらず、緩やかな労働コストの伸びを背景に、この傾向は今後1─2年続くと予想される。2011年後半からの金融緩和は、金利動向に敏感な消費と資産価格をサポートした。今後さらなる効果が期待され、この状況が続くであろう。最近は家計による資金需要拡大の兆候が見られるものの、借り入れのペースは比較的抑制された状態が続いている。(注:8月の住宅ローンは先月の+2.1%から-3.9%落ちました。)低リスク資産のリターン低下を受け、預金者の行動には引き続きシフトする証拠が見られる。
豪ドル相場は最近上昇したが、なお4月の水準を約10%下回っている。(注:AUDUSDは今日10.14%下げています。)現在以上の通貨のさらなる下落レベルは経済のリバランスに寄与するものと思われる。
理事会はきょうの会合で、金融政策は引き続き、適切であると判断した。理事会は今後も見通しの評価を継続し、需要の持続可能な成長と、ターゲットに沿ったインフレ実現のために必要であれば政策を調整する。
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