8/15(Thu) 為替ニュース&FX分析レポート
ForexLiveヨーロッパモーニング総括:英ポンドは好調な経済データのリリース後に再度、活発となっている
8月15日のヨーロッパの午前セッションへの外国為替トレーディングヘッドライン
- 英国小売売上高7月 前月比 +1.1% vs 予測+0.6% 先月+0.2%
- 甘利経済財政政策担当大臣は、景気はデフレの終結まで半分まで来たところだと述べている。
- 日銀岩田副総裁は、景気はポジティブな動きを見せていると述べている。
- ドイツ商業会議所は2013年の輸出の伸びを2%となると見ている。
- 日経平均は2.12%下落し、終値は13,752.94となった。
- 上海コンポジットインデックスは0.87%下落し、終値は2081.88となった。
予想以上の小売売上データが今日の朝に英ポンドを押し上げた後に英ポンド圏のグラウンドホッグデーとなった。そうでなければ、静かなセッションとなった。
英ポンド/米ドルは1.5594に上昇したが、1.5600-10で強い売りに直面し、現在、下落してもどり、1.5574となっている。ユーロ/英ポンドは下落を続け、0.8525近辺のサポートラインに留まっており、全般として英ポンドの状況は同様である。
米ドル/円は陪審員がおらず、98.00近辺でトレードしていたが、ユーロ/米ドルはまだ、1.3300の上にもがいているが、1.3235での押しでのサポートを継続していた。
豪ドルは0.9160モードでもみ合いモードとなっている。スイスフランは米ドル/スイスフランとユーロ/スイスフランがそれぞれ0.9355及び1.2430で改めて活発に取引されていた。
米国の今週の失業率データは消費者物価指数と共に21:30にリリースされ、それが対部分で閑散であったがそれでも良い機会となっていたセッションに生命を吹き込む役割を果たすはずである。
英ポンド/米ドルは200日移動平均、トレンドライン・レジスタンスの上に上昇している。 数年間のレンジの50%が近づいている。
今日、英国では小売売上高が1.1%増 vs. 予想0.7%となり、予想以上強かった。それは3期連続の増加であり、それは7月の英国を襲った熱波の支出に起因するものであった。
英ポンド/米ドルの価格は価格は200日移動平均(上記チャートの緑線)と1.55206エリアでのトレンドライン・レジスタンスの上に拡大したため、データのリリース前にすでに強気のバイアスを示していた。それに続く価格の上昇でこのペアは6月20日以来の最高値レベルで取引されている。
このペアの次のターゲットは数年間の高値から安値のトレーディングレンジの中間点の1.5598エリアに来ている。(四捨五入して1.5600としましょう。)この日の高値では最初、1.5593レベルでのレジスタンスで売り手がいた。そのレベルの上での動きはさらに価格上昇となる上昇トレンドを開くことになる。次のターゲットは1.5613-18エリアを注視するべきであり、それは以下の1時間足チャートのトップ側のチャンネルレジスタンスである1.5634エリアが続く。
下落では、8月8日の1.5573レベルの高値が直近の3、4時間のトレーディングに対するサポートを保持しようとしている。以下への動きは、今日の上昇の38.2-50%となっている1.5544-55エリアに対する根気強い買い手がいる。
ニューヨークセッションが始まり、上昇のバイアスがかかった米ドル/円
米ドル/円は97.867エリアを通したオーバーナイトトレーディングで下落した(8月高値から8月安値までの下落の中間点)。価格は7月29日から8月8日までの安値フロアへの拡大し、そこでは買い手がいた。価格上昇は、前期の50%エリアとトップ側のチャンネルレジスタンスの上に価格を押し戻した。これは今、今日のトレーディングに対するサポートエリアとなっている。その上に留まれば、強気派が主導権を握る。それ以下へ動けば、買い手は幻滅することになる。
98.41レベルでの今週の高値と98.355での8月のレンジの61.8%は次の上昇ターゲットとなる。(上記1時間足チャートを参照)6月高値から7月安値への下落の50%(以下の日足チャートを参照)と100日移動平均(以下のチャートでの青線)はトップ側での主要ターゲットレベルである。
本日、米国消費者物価指数が今週の新規失業保険申請件数データと共に21:30にリリースされる。消費者物価指数は0.2%増となる、前年比2.0%増となると予想されている。食料品とエネルギーについては、市場は0.2%上昇となり、前年比1.7%増となることが予想されている。新規失業保険申請件数については、先週の33.3万件数から33.5万件に若干上昇すると予想されています。先週の4週平均は33.55万件であった。これは2007年11月以来最低となった。4週平均の下方向への軌道を維持するためには、今日は336以下の数字が必要となる。
外国為替市場はほとんどの時間帯で閑散としていた。以下は、主要通貨ペアの概況である。
ユーロ/米ドル:
ユーロ/米ドルはニューヨークセッションに入った時に41ピップスのトレーディングレンジの真っただ中にあり、狭いトレーディングレンジのままであった。このペアはトップ側のトレンドレジスタンス以下に留まっている。当日高値はネックライントレンドラインと8月9日の高値からの下落トレンドラインの上に向けて上昇した。本日の安値は昨日からの安値と8月5日からの安値を超えている。以下の他の重要なレベルは、数年のトレーディングレンジの中間点である1.3228である。
英ポンド/米ドル:
英ポンド/米ドルは1.55227レベルで200日移動平均の上での取引が直近5日のトレーディング日で3回目となった。年間高値と6月17日高値のトレンドラインも1.5527でブレイクされた(高値は1.5545に達した。)しかし、価格が今こうした主要テクニカルレジスタンスれえる以下に戻っており、価格の動き-直近の先週2回の動意-は失敗した。価格が上昇し、数年間のトレーディングレンジの中間点となっている1.5598での次の主要レジスタンスをテストする場合、このペアはこのエリアの上での動きでのモーメンタムを維持する必要がある。そうならない場合は買い手を簡単に揺さぶり、売り手を失望させ津ことになるだろう。
米ドル/円:
米ドル/円は先週、95.765レベルのサポートを保持し、今週は上昇開始となった。このペアは昨日、98.009でのトレンドラインを上にもどって突破し、上昇を拡大した。このペアは98.14エリアで取引されていたが、昨日はこのレベルの上下で取引されていた。次のターゲットは、98.744の100日移動平均と5月高値から6月安値への下落の50%となっている98.751となる。上昇するには、価格がこの主要レジスタンスレベルを超え、そこの上に留まる必要がある。
豪ドル/米ドル:
豪ドル/米ドルでの価格は、38.2%に対するサポートを保持した後に、100日移動平均(青線の0.91359)の上に押し上げた。 しかし、価格が移動平均以下に下落したため、ブレイクは失敗している。価格の動きが上昇を続けることになる場合、価格は100時間移動平均を超え、その上に留まる必要がある。
米ドル/円は3回も「その値を付けていたし(97.867レベルを意味する)、それをやっていた」。 そして今、ブレイクしようとしている。
米ドル/円はすでに3回も「その値を付けていたし、それをやっていた」。「その値」とは、97.867エリアである。価格は火曜日のレベルをテストしていた。水曜日のレベルをテストしていた。木曜日の今、またそのレベルをテストしている(今現在は記載しているとおり、97.804でのトレーディングでブレイクしようとしている)。このレベルの重要性と一体全体何事かというのは、それが8月2日の高値から8月8日の安値への下落の50%を表していることである。
それ以下と7月末以下に留まれば、次のターゲットが97.57/67となり、200時間移動平均の97.43(上記チャートの緑線)と100時間移動平均の97.25が続く。
米ドル/円は水曜日のトレンドの無いレンジで窮地に陥っていた。おそらく、今日はけだものを起こすることになる。
国内・対外対内証券投資–ついに本邦勢による対外証券投資増となる
8月9日で終えた週について:
- 日本の対外国債購入 1兆6148億円(先週は6899億円であった。)
- 日本の対外株式購入 -1009億円(先週は-195億円であった。)
- 海外の対内国債購入 4039億円(先週は1244億円であった。)
- 海外の対内株式購入 -1486億円(先週は-422億円であった。)
プレビューへのリンク、「日本の対外国債購入」に対する過去のデータのグラフを含む
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「日本の対外国債購入」の結果はかなりの規模の増加であり、過去数週間の兆候であった外国国債への資金流出を強めている。
スタートは時間がかかったが、日銀の日本国債のイールドをさらに低く抑えようとすることに対する論理的な対応であるようだ。(これまでそれほど成功とはなっていない。)高いイールドの国債はこの資金の流出からメリットを受けるはずである。(こんにちは、ニュージーランド、こんにちはオーストラリア)いつものとおり、どのような考えも歓迎する。