必要証拠金の計算方法
このページでは、為替トレーダーが知って置くべきの必要証拠金の計算方法について説明したいと思います。皆様はきっと計算の仕方をよくご存知だと思いますが、円口座に慣れた方等は弊社のドル立て口座に違和感をまったく感じないことはないと思いますので、ご興味のある方は是非計算方法をご参考ください:
必要証拠金とは発注した注文に対し、担保として最低限必要な額でございます。必要証拠金は注文の数量、注文の通貨ペアと口座のレバレッジによって異なってきます。
必要証拠金の算出方法はこちらです:
数量 × ドル立てで表記したベース通貨の取引額 ÷ レバレッジ
例えば:
例1)
3ロットの USD/JPY 成行買い注文を 200:1 口座で発注した場合:
(当時 USD/JPY が85.570)
3(ロット)x 100,000 (通貨単位)÷200(レバレッジ)=$1500 必要証拠金
*注意:USD/JPY の場合、USD がベース通貨(通貨ペアの左にある通貨)であるため、数量をレバレッジで割ったでだけで必要証拠金を計算できます。
例2)
1.5ロットの EUR/USD 成行買い注文を 200:1 口座で発注した場合:
(当時 EUR/USD が1.3088)
1.5(ロット)×100,000(通貨単位)×1.3088(ドル建てする為)÷200(レバレッジ)=$981.60 必要証拠金
例3)
0.5ロットの EUR/JPY 成行買い注文を 200:1 口座で発注した場合:
(当時 EUR/JPY が111.980、USD/JPY が85.570)
0.5(ロット)×100,000(通貨単位)× {111.980 ÷ 85.570 (ドル立てにする為)}÷200(レバレッジ)= $327.16必要証拠金
*ご注意:ドル立て口座の場合は、ベース通貨がドルではなければ(つまり、通貨ペアの左側にある通貨のこと)、先ずは金額をドル建てにする必要がございます。
また、マージン等は弊社の計算機で簡単に計算できますので、是非ご利用ください。
CFD必要証拠金の計算方法
CFDは通常の通貨ペアのロット単位とは異なり、銘柄によりそれぞれ1ロットの通貨が異なりますのでご留意下さい。
下記の表が、1ロットの通貨単位USDになります。
銘柄 | 1ロット(USD) |
SPX500 米S&P500指数 | 24000 |
JPN225 日経225指数 | 30000 |
GER30 独DAX指数 | 18000 |
US.OIL 米WTI原油 | 40000 |
AUS200 豪ASX指数 | 12000 |
FRA40 仏CAC 40指数 | 12000 |
COPPER 銅先物 | 10000 |
UK100 英FTSE 100 指数 | 18000 |
UK.OIL 英BRENT原油 | 40000 |
USA.30 米ダウ指数 | 18000 |
NATGAS 天然ガス先物 | 8000 |
ESP.35 西IBEX35指数 | 40000 |
必要証拠金の出し方
JPN225 1ロット レバレッジ200倍でのお取引
30000USD ÷200(レバレッジ)= $150(必要証拠金)
※お客様のお取引口座が円口座の場合、必要証拠金を算出後、円建てに換算する必要があります。
$150×108(オープンポジションを持った際のUSDJPYレート)=16,200JPY
次に損益の計算仕方について説明したいと思います。
①先ずは、オープンプライスと現在の価格、またはクローズプライスの差を計算します:
USD/JPY を85.62で買った場合:
85.62-85.24 = -0.38円(1通貨単位につき)
USD/JPY で表示されるプライスはドルではなく円ですので、ご注意ください。1ドルを買うのにどのくらい円が必要かということを表しています。(つまり、1ドルを買うには85.24円がかかります。)
②0.38×100,000(ロットサイズ)= -38,000円 の損益(1ロットにつき)
③ドル立て口座の場合は、38,000円をドルに替えなければなりません:
38,000円÷85.24 = -$445.80(1ロットにつき)
④最後に、お客様の注文の数量に合わせます:(損益は注文の数量によって違ってきます。)
-$445.80×0.50(ロット) = -$222.90(損益)
* ご注意:レバレッジは何倍であろうか損益が変わりませんので、損益を計算する際はレバレッジを使わないでください。
*ご注意:口座の合計損益には手数料もスワップ金利も含まれませんので、MT4で表示される各ポジションの損益を足しても合計損益とぴったり合わないこともあります。
また、損益は弊社の計算機で簡単に計算できますので、是非ご利用ください。