バイキング:トレーリングストップについて
ニューヨーク時間火曜日は、私服部がバイキングについての記事を書かせていただいております。
今回はトレイリングストップについて説明いたします。動画での解説を拝見されたい方は以下のリンクをクリックしてください。
http://www.fxddjpblog.com/2010/07/18/5241
そもそも英語のTrailingの意味について説明します。英語のTrailingとは「後を追う」という意味をもっています。アヒルの子がお母さんアヒルの後ろを付きまとっているような感じです。
トレイリングストップ注文は、相場が上昇または下降した場合、より有利なレートで指値注文が実行されるように指値レートが「市場のレート」の後を追いかけ、自動修正される機能のことです。
様々な発注ニーズに活用することが可能ですので、仕組みをよくご理解の上、ご自身の目的に合わせてご活用ください。
具体的な例を元に説明いたします。
買い注文に対してトレイリングストップを発注したとします。
例えばドル円を88.00で買います。そして損切りの指値を市場のレートから50ピップス離れた87.50で発注します。
この損切りのレートがトレイリングストップでなければ、87.50で固定ですので市場が一気に89.00に動いたとしても、87.50まで下がらなければ、逆指値は有効であり続けます。しかし、トレイリングストップを50ピップスとして逆指値を発注した場合、ドル円が88.000から88.010にレートが動いた場合損切りのレートは87.50から87.60と自動修正されます。そして市場のレートがそのまま上昇し、88.020へと動き続けたら、損切りも87.700に自動修正されます。
その後ドル円の市場のレートが88.020から急落し87.700まで達した場合損切りは約定されポジションは決済されます。
売りの場合であれば、「下落するようなら逆指値で売却し、もし上昇するなら利益を より多く確保するために逆指値を切り上げ、株価の値上がりに追従する」ということが可能になります。買いの場合は売りとは逆に、レートの値下がりに追従する ことが可能です。